私たちは、長野県上田市を拠点に、1匹でも多くの犬・猫を救うための活動を行うボランティア団体です。

一匹でも犬・ねこを救う会のブログ

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テーマ:拡散希望

メンバー:

タオの短い命の時間

今年もあと少しで終わります。
1年振り返って、何匹もの幸せになっていった犬ねこを送り出してきました。
健気に生きる犬ねこを一匹でも多く救いたいと願う我々にとっては嬉しい事でもあり、これも日頃からご支援やご協力頂いている皆様のお陰です。

また中には、病気や寿命、不慮の事故で亡くなった子達もいます。
中でもメンバー一同、悔やみきれない事故がありました。再発防止の為、苦しいですが皆様に聞いていただきたい事柄があります。

【タオ】私達が譲渡する場所を見極められなかった為に、命を落としました。

※最初にお伝えしたいのは、タオの件についてのこのブログは決して 個人を責めるもの、ある機関を責めるものでもなく。
ただ第2のタオを増やしたくない為の啓蒙として書かせていただきます。

『タオの短い命の時間』

2017年6月2日
上田保健所より。産まれて間もない仔猫が持ち込まれました。本来であれば母猫から引き離した人間の行動により、1日~3日で消えてしまう程、小さな小さな命でした。保健所職員さんのはからいにより、当会に相談の電話あり緊急保護。
(保健所に持ち込まれ、殺処分となる猫の8割がこうして連れ込まれる仔猫です。)

2017年6月6日メンバー宅にて、数日間栄養を補給し見守った結果、生命力の強い3匹はメキメキ回復。体調の安定を確認してタオ含む三兄弟が預かりメンバー(のちの譲渡担当)宅へ移動しました。

2017年6月17日佐久市在住の里親希望者より会に連絡がありました。
譲渡条件などの確認や規定のステップを踏み、6月24日にトライアルスタート致しました。
40〜50代の男性で、高齢のお母様と息子さんとの世帯でした。とても気さくな笑顔の方でした。
※当会では事前に譲渡条件などを設けさせて頂き、里親様の自宅(飼育環境)、ご家族全員の賛成を確認後にトライアル(実際に1週間、保護猫と過ごしていただき)正式譲渡という流れになります。

2017年7月1日 双方の合意を確認しタオ正式譲渡。

2017年7月30日21時過ぎに、タオの里親AとSNSで通じていた当会メンバーの譲渡担当者B。いつものようにSNSを確認していると、里親Aがアップした衝撃的な記事を発見しました。そしてタオの死が発覚致しました。

内容は、首から上が無いタオの遺体写真。
文章の内容は要約すると
「少し目を離した十数分の間に、このような謎の死を遂げていた。部屋は密室で扉も窓も閉まっていた。怪奇な現象が起きた。血も出ていない為に、某テレビ番組にも怪奇現象として取り扱って欲しく投稿した」

※あまりに衝撃的な画像の為、加工して掲載させていただきます。

譲渡は、もちろん譲渡担当が手塩にかけ育てた子です。譲渡する以上、里親さんとは信頼関係がないと譲渡には至りません。信頼しているからこそ、大切な命をその方にリレーするのです。
譲渡担当Bももちろん、最初は状況が理解出来ず里親Aを疑う事もせずに、皆にタオの状況を話し死因を解明しようと働きかけました。

しかし、状況を聞き画像を確認した他メンバー、協力獣医師は血が出ていない、首から上がなくなっているタオの遺体をみて 怪奇現象などが起こったとは思いませんでした。

怪奇現象とは?
超常現象?
UFO?
霊魂?
透明人間?
吸血鬼?
モンスター?
そんな非科学的な現象など起こりにくく、獣類や猛禽類などの仕業と考えても、頭から襲い身体を綺麗に残すというのは動物の行動学的にも考えにくく。
また、家電製品などによる感電や爆発などの事故にしては血の飛び散りも焦げた跡も近くにはない。
ただ 脱糞や尿で身体が汚れた形跡が見られる事から、人的な行為が想像されました。

皆様もご存知の方はご存知かと思います。
人的な動物虐待では燃やされたり、目を潰されたり、、その中でも虐待動物の遺体画像は首から上がない写真がトップクラスで多い事。
また、極度の恐怖や苦しみを受けた際には、特徴のある黒っぽい脱糞が見受けられること。

考えてみてください。
迎えたばかりの可愛いペットが、目を離したすきに無残な亡くなり方をしていたら、、、
まずどんな行動をとりますか?
写真をとり、テレビ局に投稿し、『密室で怪奇現象が起きた』とSNSにアップしますか?

その後譲渡担当者Bより里親Aに状況を詳しく聞く為に、連絡を取ったところ、拒否されました。

会では正式譲渡の際に誓約書の取り交わしをしております。
その中には
【9、譲渡動物の業者への転売、虐待目的、繁殖目的など本譲渡契約書の趣旨に反する行為が 若干でも認め られた場合、または譲渡者にその疑いを抱かせるような行為や態度が認められた場合は、譲渡者の 請求に従い直ちに譲渡動物を返還します。責任を問われ法的処置をとられても異存はありません。】
との誓約条項があります。
里親Aから、きちんと説明がなされない為 会で話し合った結果、然るべき対応として 警察に連絡を致しました。
長野県警に告訴状を提出いたしました。

しかし、現状では動物愛護法は法律であってもまだまだ認知度が低い。
そして改正すべき点がまだまだ多い法律です。
また、日本警察の有罪率は99.9%と皆様どこかで聞いたことありますか?
告訴状を提出しても決定的な証拠のないものについては中々受理される事が難しいのです。
一般宅で起きた事 提出できる証拠が少なく、このままでは、、、、
管轄の佐久警察署が佐久保健所の獣医師同行にて、悲しい事ではありますが、すでに土葬されたタオの墓を掘り返す事に。
しかし、タオが亡くなってから1週間以上経っており、腐敗がすすみそのまま タオはまた土に戻されました。
殺人事件の様に、犬や猫 一匹の命では鑑識や、司法解剖なんてしてもらえません。

その後どこまで警察の方が具体的に動いてくださったのかの詳細は不明のまま、告訴状は受理される事なく終わりました。

その間も『虐待を疑われた』と過剰に反応した里親Aは威圧的な態度をとり、更には譲渡担当Bと当団体に対しての一方的な誹謗中傷をSNSで数回に渡りアップしました。

警察に依頼をした事に関しては、譲渡担当Bが行った事ではないのに、里親Aは感情的な文章とともに、譲渡担当Bのフルネームから住んでいる地域などの個人情報をSNSに書き込みしました。
また我々の活動を勝手に解釈し、
「捨てられた猫をかき集めて面倒が見れなくなったら人に押し付ける」
と事実とは異なる批判を書き込みしました。
また、それに対して事の真相も知らない人達が同感し、
「ひどい奴だ。今頃 団体の人間はうすら笑っているに違いない。」などのコメントも。

この活動をボランティアでする私達にとって、毎度毎度辛い現状を目の当たりにして、それでも彼ら(犬ねこ)の綺麗な心に魅せられてなんとか辛い思いをする子を救いたいとの一心で活動をさせてもらっています。
正直、精神的に体力的にも負担が大きい活動です。
そんな中でも、唯一の楽しみが新しい家族に迎えられ、幸せそうな笑顔や寝顔を見れた時なんです。
里親さんの笑顔と犬ねこの笑顔が本当に嬉しいんですね。

その当時はとてもとても笑えませんでしたよ。
活動してきた中でも一番ショッキングな出来事で、
吐き気がとまらないメンバーもいました。食事も喉を通りませんでした。
譲渡担当Bは、ショックが大きく自分を責め辛い日々、毎日の様に涙する日々が続きました。同じくメンバー一同、タオを思い懺悔の日々が続きました。
心ない事実と異なる誹謗中傷に我慢の日々が続きました。

 

警察機関の方々から、限りなく黒に近い里親Aを刺激しない様、沈黙を守る様に言われてました。

でなければ、黙っていられません。
悔しくて、悲しくて、辛くて。

しかし、一番怖い思いをし、苦しい思いをしたのはタオなんです。
タオはもう戻って来ないんです。幸せにしたくて必死に助けた命なのに。
ごめんなさい。
タオ、ごめんなさい。

ただあと私達に出来る事は、第2のタオを出さない事。
会では譲渡に関するスタンダードルールの見直し、誓約書の改定をしました。
そして、大勢の方に知っていただき
犬猫の命を大切に考える事
犬猫に関わる責任
動物愛護法の現状

私達が判断を誤ったせいでタオが亡くなった事を知っていただき、二度と同じ思いを犬猫にさせたくないです。
皆様にも同じ思いをして欲しくありません。

恐ろしい人間は、すぐ近くにいます。

どうか、皆さんお気をつけ下さい。

 

この度は、最後まで読んでいただきありがとうございます。
日頃より活動を応援してくださる皆様には、本当に辛い話をしてしまい申し訳ありません。
メンバー一同再発防止に努めます。

タオへ
貴方の犠牲により、私達は学ぶことが出来たことたくさんあります。
貴方の犠牲により、皆さまにお伝えすることもたくさん出来ました。
ありがとう。
そして本当にごめんなさい。

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